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<論文> |
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東アジア流通のダイナミズム法政大学経営学部教授 矢作敏行
ソウル市内の東大門や南大門の市場(いちば)や、首都圏の衛星都市スーウォン(水原)の市場をのぞいてみた。なかでもスーウォンの市場はソウルを離れても、迫力ある商業集積が存在することを如実に示していた。駅から2キロほど離れた中心街にある南門(八達門)から駅よりの数百メートル四方の空間にぎっしりと生鮮食品、衣料品、雑貨、家庭用品の市場が形成されている。中心部の衣料品関係の店舗は近代化され、商店街化しているが、駅寄りの青果物関連は近くの農家は開いたのであろう露店が多く、近代的な商業施設を寄せ付けない商業集積力を感じた。
しかし、ひとたび郊外に出れば、国内、国外資本入り乱れてのハイパーマーケットの出店競争が繰り広げられている。韓国は96年の資本自由化に先立ち、百貨店を経営する新世界グループが93年にハイパーマーケットに進出し、資本自由化後はカルフール、テスコ、ウォルマートを有力外資がくつわを並べて参入し、一挙にグローバリゼーションのうねりに巻き込まれた。
日韓流通経済研究所
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